猫の保険って必要?~保険料の元が取れるか検証してみた~

動物病院・保険

猫を飼うときに悩ましいのが、ペット保険に入るかどうかではないでしょうか。

日本のペット保険加入率は10%に満たず、イギリスの約25%と比べると、一般的に保険を活用できていない状況です。(引用:アニコムグループ中期経営計画2019)

また、現行のペット保険は全て掛け捨て型であり、ずっと支払ってきたのに全く元が取れないというリスクもあります。

そこで、本記事ではペット保険に加入した場合のシミュレーションを行い、ペット保険の必要性について考察します。

ペットの医療費は全額自己負担

公的医療保険が使える人間の場合、自己負担額は医療費の30%と定められています(※年齢等により例外あり)。

しかし、動物病院の医療費は病院が独自に決められる自由診療となっているため、費用の全額を自己負担する必要があります。

例えば、風邪をひいたときにかかる費用について考えます。

人間の場合、診察を受け、薬を購入したとしても、自己負担は1,000~2,000円前後。
(※クリニックにより異なります。)
気軽に病院に行けますね。

しかし、猫の場合、診察料約1,000円、1週間分の薬代で5,000円~1万円。
必要に応じて注射や血液検査等を実施する場合もあります。
(※金額:アニコム損保調べ)

まる子
まる子

単なる風邪でも、想定外の出費ですね!

なお、ペット保険において、ほとんどの商品が7割補償もしくは5割補償です。

ペット保険に入っている場合、医療費が1万円を超えたとしても、自己負担が3,000円~5,000円で済む計算となります。

【シミュレーション】ペット保険に入った場合

それでは、ペット保険に入った場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

また、どれくらいの医療費が発生すれば、ペット保険の元を取ることができるのでしょうか。

ペット保険の生涯費用

猫の保険人気ランキング1位(2021年5月時点 価格ドットコム調べ)のSBIいきいき少短のペット保険の主力商品【プラン70】を例に、猫の平均寿命【16歳】まで加入したと仮定します。

※プラン70:補償割合70%・支払限度額70万円(1年間)・免責金額なし
       web申し込み10%割引適用。その他割引適用なし。

0~16歳にかかる保険料は以下のとおりです。

年齢0~2歳3~5歳6~8歳9~11歳12~16歳 総額
金額(年)20,664円19,152円27,279円36,855円52,353円468,909円
SBIいきいき少短 公式HP オンラインお見積りより(R3.5.20時点)               
夫

総額約47万円!なかなかの高額ですね!

約47万円の保険料を支払った場合の損益分岐点を計算すると、
47万円×100/70≑67万円

したがって、猫の生涯において、67万円以上の医療費がかかった場合、保険に入った方が得をする計算となります。

生涯医療費が67万円を下回る場合、保険に入らない方が出費が少ないと言えるでしょう。

病気にかかったときのシミュレーション

近年、猫の死因の1位はガンとなっています。
(日本アニマル倶楽部「犬・猫 死亡原因病気 TOP10」より)

そこで、猫がガンに罹患した場合の医療費はどれくらいかかるのか考えてみます。

まず、手術費用を公式サイトに公開している銀座ペットクリニックによると、ガン(腫瘍)の手術費用は、約38万円。

その後、悪性腫瘍が取りきれず、抗がん剤へと移行した場合、1回の治療につき約5万円~8万円前後の費用がかかります。(※アニコム損保調べ)

抗がん剤の治療は、1~8週間を1クールとして定め、繰り返し行うものです。

例えば5クール繰り返した場合、抗がん剤だけで25万円~40万円の費用がかかる計算となります。

手術費用(約38万円)と合算すると、前述の損益分岐点を上回り、ペット保険に加入していた場合、元が取れる状態となります。

※以上はあくまでシミュレーションであり、病院や症状により費用は異なります。

【体験談】わが家はペット保険に加入しました

ここからは、まる子の体験談についてお話しします。

ペット保険を検討した理由

まる子がペット保険を検討したのは、以前実家で飼っていた猫が、重い腎臓病にかかってしまったことです。

愛猫がみるみるうちに痩せてしまい、命をつなぐために2~3日に一度病院へ通っていました。

そのため、終末医療にかかった費用は約80万円。かなり高額です。

途中からペット保険に入ることも検討しましたが、既に罹患している病気がある場合、ペット保険は入ることができませんでした。

まる子
まる子

まる子はまだ学生でしたが、健康なうちからペット保険に入れておけば良かった…

と後悔しました。

【現在】0歳からSBIいきいき少短ペット保険に加入

以上のように、終末医療に苦い思い出のあるまる子。

現在わが家で飼っている愛猫ミュウちゃんは、0歳のときから保険に入ることにしました。

選択した保険は、シミュレーションの際に紹介したSBIいきいき少短のペット保険の主力商品【プラン70】です。

ミュウちゃんはまだ7ヶ月の子猫なので、年額約2万円を支払っています。

子猫のうちは誤飲や下痢などのトラブルが多いと聞きますが、幸いなことにミュウちゃんはとても健康で、今のところペット保険のお世話になったことはありません。

猫用ベットの上にいる猫
病気知らずの愛猫ミュウちゃん

病気に罹患する可能性の低い成猫期(1~5歳)は一度保険を脱退し、老猫期(6歳~)にもう一度保険に入り直すことも検討しています。

以上がペット保険についてまる子が考えたことでした。

SBIいきいき少短ペット保険だけでなく、他の保険も検討したい方は無料の資料請求サービスがおすすめです。

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それでは今日はこの辺で。

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