成長過程の子猫のうんちは、軟便になりやすいもの。
いつもと変わらず元気なのに、なぜか軟便が続く…と悩んだことはありませんか?
わが家の経験から、すぐできる軟便対策を3つにまとめました。
軟便の症状って?
わが家の愛猫ミュウちゃんがまだ生後2ヶ月だった頃、なぜか軟便気味になってしまいました。
猫の正常な便はコロコロとしているものですが、ミュウちゃんの軟便は、触ると簡単につぶれたり、持ち上げると便の跡が残るような状態でした。
トイレ掃除も毎回大変でした…
しかし当の本人は至って元気で、病気なのか?病気でないのか?素人だと判断がつきづらい状態でした。
この軟便が3~4日ほど続いたので、まずは病院へ行ってみることにしました。
STEP1 まずは動物病院へ
軟便の主な原因は、大きく分けて寄生虫等の感染、食事によるもの、ストレスによるものがあるそうです。(アニコム損保調べ 猫との暮らし大百科より)
このうち、寄生虫等の感染の場合、動物病院で薬をもらわないと治癒しないため、まずは病院へ行くのが望ましいでしょう。
まる子もまずは最寄りの動物病院に連絡をし、ミュウちゃんの便を持って行って検査をしてもらう予約を取りました。
動物病院で容器をもらい、そこに便を入れます。
病院の検査の所要時間は10分ほど。あっという間です。
結果は、寄生虫等の感染はないとのこと。
寄生虫じゃなくてよかった…
なお、獣医師によると、室内飼いの猫でも寄生虫等の感染のリスクはあるそうです。
なので、飼い猫を外に出していない方も、まずはこの検査を受けることをおすすめします。
STEP2 新ビオフェルミンSが子猫にも効く?!
寄生虫等の感染の心配はなくほっとしたものの、なかなか治らないミュウちゃんの軟便…
1週間ほどこの状態が続いたため、獣医師におすすめされたあるものを試すことに。
そう、新ビオフェルミンS(細粒)です。
猫用のものがあるのかと思いきや、一般的な市販の物(もちろん人間用)を使って構わないと言われてびっくり。
たしかに、新ビオフェルミンSは赤ちゃんにも使えますが…
子猫にも使えるとは驚きでした!
獣医師によると、子猫のうちは腸の長さが短く、消化がうまくできないことがあるとのこと。
そのせいで軟便になりやすいんですね。
そこで、乳酸菌が含まれた新ビオフェルミンSを与えることで、消化の働きを助けることができるそうです。
容量は、1日に添付のスプーン1~2杯程度と教えていただいたため、少しずつウエットフードやカリカリに混ぜてあげることにしました。
新ビオフェルミンSは匂いがほぼないせいか、混ぜても気にならないようで、いつもと同じように食べてくれました。
え、お薬が入っていたの…?気がつかなかった…
さて、効果のほどは…?!
2日程度新ビオフェルミンSをあげると効果が現れ、なんとコロコロのうんちが出るように!
思ったよりもすぐに効果が現れ、びっくり。
乳酸菌の力はすごいですね。
ミュウちゃんのうんちが完全に安定するまで、1日スプーン1杯を継続することにしました。
新ビオフェルミンSプラスは乳酸菌の働きがパワーアップしているそうです。
なお、猫専用の乳酸菌サプリも市販されており、試してみたものの全く効果はなし…
もし検討されている方がいたら、断然新ビオフェルミンS(プラスでもOK)をおすすめします。
STEP3 フードを変える
1日1杯の新ビオフェルミンSを継続しているうちは調子が良かったミュウちゃんのうんちですが、与えるのをやめてみると、また数回に1回は軟便が出るように…
他にも原因があるのでは?と考え、思い当たったのは子猫用フードでした。
調べたところ、今まであげていたカリカリには麦類が含まれていることが判明。
小麦をはじめとする麦類にはグルテンが含まれており、このグルテンにアレルギーを示す猫も一定程度いるそうです。
そこで、子猫のお腹に優しい新たなフードを探し、たどり着いたのがニュートロでした。
こちらの製品はグルテンフリーで、様々な口コミサイトで「飼い猫の軟便が治った!」との声が多く寄せられていました。
子猫用のフードは2種類ありますが、どちらもお腹に優しい製品です。
麦(グルテン)の代わりに米を使っている製品が、ナチュラルチョイス キトンチキン。
小粒で子猫も食べやすい形状で、離乳食用にふやかしやすいです。
また、徹底的な穀物フリーにこだわった製品は、ワイルドレシピ キトン。
こちらは、肉食の祖先を持つ愛猫が本能的に求める高タンパク(肉)を使用し、穀物を全く使用しない製品です。
こちらも小粒で食べやすい。ナチュラルチョイスよりも丸っこい形状です。
ミュウちゃんの場合、まずはナチュラルチョイス キトンを試してみることにしました。
なお、猫はデリケートな動物のため、フードの切り替えは少しずつ行うことが必要です。
いくら良い製品でも、いきなりフードの全てを切り替えてしまうと、お腹がびっくりして逆に体調を壊してしまうこともあるそうです。
そのため、今食べているフードに少しずつ混ぜ、様子を見ながら新しいフードの量を増やしていきます。
ミュウちゃんの場合、5日かけてニュートロ ナチュラルチョイスに切り替えました。
新しいフードを混ぜる量を1日目は約10%、2日目は約30%…というように、徐々に増やしていきました。
新しいフードの効果はすぐに現れ、ニュートロの量を増やすに従って軟便が徐々に改善。
フードを完全に切り替え、3~4日経つと、完全にコロコロの健康うんちになりました!
それから約半年間、お腹を壊したことは一度もありません。
フードは猫の健康を左右する、とても大切なものだなと実感しました!
なお、ニュートロ ナチュラルチョイスを食べ終わる頃にワイルドレシピもあげてみたところ、ミュウちゃんはワイルドレシピの方が食いつきが良かったため、今ではワイルドレシピをメインにあげています。
ワイルドレシピの方がややお高いのですが、肉の配合量が多いためか食いつきが良いという声が口コミサイトでも多く見られました。
なお、ナチュラルチョイスもワイルドレシピも、成猫用フードがあるので、生涯に渡ってお世話になるつもりです!
チキン味以外にも、サーモン、白身魚、ダックなど色々な味があるので、飽きっぽい猫ちゃんでも安心ですね。
以上、子猫の軟便についての対策3選でした。
悩んでいる方は、是非一度試してみてくださいね。
それでは今日はこの辺で。
コメント