2021年に避妊手術を受けた、わが家の愛猫ミュウちゃん。
一般的によく言われることですが、避妊手術を受けて本当に太りやすくなったのか?実体験をまとめました。
また、避妊・去勢後に適しているキャットフードもあわせてご紹介します。
避妊手術を受けたのは、生後6か月頃
初めての発情期を迎える前に、避妊手術を済ませておきたい!と準備をしていたまる子。
ミュウちゃんが生後半年になるころ、猫に負担の少ない【腹腔鏡避妊手術】を受けました。
傷口も小さく、順調に回復しました。
※腹腔鏡避妊手術について興味のある方はこちらの記事をご覧ください↓
避妊手術後、変わったことは?
避妊手術から数週間が経過し、大きく変わったなと思ったことは、食欲の増加です。
どうやら、避妊手術を受けたことでホルモンバランスが崩れ、食欲旺盛になる猫ちゃんが多いそう。ミュウちゃんも漏れなく当てはまりました。
今までは、ごはんをあげてもすぐには全部食べず、ちょっとずつ時間をかけて食べていたのですが、手術後はすぐに全てを食べきるようになりました。
その結果、手術前かなりほっそりしていたミュウちゃんが、少し肉付きが良くなったような・・・
避妊手術後、動物病院にもらったアドバイスは?
避妊手術後しばらく経過し、動物病院へ訪れる機会があったので、そこでミュウちゃんの食欲について相談をしてみました。
そこで受けたアドバイスは2つ。
・食べたいだけあげるのではなく、1日分の旧餌量を守ること
⇒たしかに、今までは1日の旧餌量を意識することはなく、いつでもごはんを食べられる状態にしていたのですが、それだとオーバーカロリー一直線。
キャットフードに記載のある「1日の旧餌量」を計り、その中に収めるように意識するようにしました。
・低カロリーのキャットフードを与える
⇒一般的に、子猫用のフードはとてもカロリーが高いもの。
カロリーを抑えたい場合、今までの子猫用フードと並行して、避妊・去勢用フード等の低カロリーのキャットフードを与えることを推奨されました。
ただ、生後6か月はまだまだ成長期であるため、子猫用のフードも並行して与え、月齢が進むと同時に、徐々に切替をしていくと良いそうです。
この2つのアドバイスを実践した結果、現在は健康的なちょうど良い体型をキープできています!
避妊・去勢後におすすめキャットフード4選
ここからは、安心して与えることができる低カロリーフードをご紹介します。
低カロリーに加え、猫の健康にも良い安全なフードをこだわって厳選しました。
【4位】ピュリナワン 室内飼い猫用 インドアキャット(約360kcal/100g)
ピュリナワンは、スーパーや量販店で手軽に購入できる、高コスパのブランドです。
他の安価なフードと異なり、危険な添加物や人工着色料不使用のため、安心して与えることができます。
こちらの「インドアキャット」は、「ピュリナワン 美味を求める成猫用 チキン」と比較して、カロリー6%オフ&食物繊維を80%多く配合。マグネシウム値も約0.09%にコントロールし、尿石を予防します。
また、550gの分包パックにすることで、新鮮さをキープし、口コミでも「食いつきが良い!」といった意見が多く見られました。
【3位】ロイヤルカナン アペタイトコントロール おねだりの多い成猫用(341 kcal/100g)
続いて、獣医師の信頼が厚く、動物病院で見かけることの多いブランド、ロイヤルカナンです。
本製品「アペタイト コントロール」は、長時間の空腹感を抑制することを目的として設計された総合栄養食です。理想的な食物繊維の配合によって、満腹感を維持し、猫がストレスを感じずにカロリーダウンできます。
また、L-カルニチンを配合することで、脂肪の燃焼や心臓の働きをサポートするという嬉しい効果も。泌尿器の健康にも配慮した、安心の製品です。
【2位】ヒルズ サイエンス・ダイエット〈プロ〉健康ガード避妊・去勢後~
獣医師、栄養学博士、食品科学の専門家たちが携わって製作した、ワンランク上のシリーズがヒルズ サイエンス・ダイエット<プロ>です。ロイヤルカナンと同じく、獣医師から推奨されるブランドです。
こちらのメーカーが作る製品は全て科学的知見に基づき開発されたもので、猫の健康寿命を延ばす素材がたくさん含まれています。
本製品では、食物繊維やタンパク質が豊富で近年注目されているスーパーフード「亜麻仁」や、尿路結石を予防する「クランベリー」を配合。
自然素材のものから、体に良いものを取り入れようという試みは素晴らしいですね。
【1位】ニュートロ ナチュラルチョイス 避妊・去勢猫用 白身魚(360 kcal/100g)
1番のおすすめは、ニュートロ ナチュラルチョイスのシリーズです。まる子がおすすめする理由は大きく2つです。
猫が消化しやすい素材を使用
こちらの「避妊・去勢猫用 アダルト 白身魚」は白身魚、チキンを主原料とし、玄米や粗挽き米が腸内の善玉菌を増やしたり、消化をサポートする目的で使用されています。
多くのキャットフードに含まれる穀物は、麦・トウモロコシなど猫が消化しづらいものがほとんど。麦やトウモロコシはアレルギー反応を示す猫も多く、下痢や軟便が続いてしまう子もいます。
一方ニュートロは、麦やトウモロコシを使用せず、猫が消化しやすく、アレルギーが発生しづらい米類を採用しています。
わが家のミュウちゃんも、以前は原因不明の軟便が続いていたのですが、ニュートロに切り替えたところ、とってもいいうんちをするようになりました!
なお、軟便対策について、以下の記事で詳しくまとめていますので、気になる方はどうぞ。
ニュートロは、穀物全体にアレルギーを示してしまう猫のために、グレインフリーシリーズも展開しています。
猫の食いつきが良い
ニュートロは、他製品でよくみられる乾燥ミールではなく、高品質な“肉”“魚”そのものを使用しているため、猫の食いつきがとても良いです。
また、本製品のほかに低カロリーな「インドア」シリーズも展開しており、白身魚に加えてチキン・サーモンなど飽きっぽい猫のためにフードを変えることも可能です。猫の嗜好性を保ちつつ、カロリーダウンできる嬉しい製品です。
ほかにも、 スーパーフード「亜麻仁」 が含まれていたり、自然由来の酸化防止剤を使用していたりと、魅力のたくさん詰まった製品です。
なお、避妊・去勢後の食欲の増加は一時的で、徐々に落ち着いてくる猫ちゃんが多いので、あまり心配しすぎる必要はないそうです。
もうすぐ1歳を迎えるミュウちゃんも、手術直後の食欲と比較すると、現在の食欲は大分落ち着いているため、避妊・去勢シリーズに加えて一般的な成猫用フードも与えています。
炭水化物って猫に悪いの?
近年、「グレインフリー」のフードが流行しています。この製品は、穀物を含まないことで炭水化物の割合を抑え、猫本来の食生活に近い栄養バランスを維持することをコンセプトに作られています。
しかし、炭水化物は全くの悪者ではなく、良い働きもたくさんあります。まず、他の栄養素では得られないビタミンやミネラルを補えること。さらに、腸の働きを促したり、便秘を解消して免疫機能をアップさせること。
いくら肉食動物の猫でも、肉類や脂肪ばかりを与え過ぎると、腸内環境が悪化し免疫機能が崩れてしまうため、一定量の炭水化物はむしろ必要なのです。
ここ十数年、グレインフリーやプレミアムフードがもてはやされ、たくさんのフードがネット上に溢れています。
フードを選択する際に気を付けてほしいのは、伝統や実績をきちんと持っているメーカーであること、自社の研究機関を持っていることです。
ネット広告やアフィリエイトで有名になった新しい企業はたくさんありますが、実績がなかったり、専門家が携わっていなかったりするケースが見受けられます。素人目から見て良さそうな製品でも、きちんとした裏付けがなければ、自分の愛猫で人体実験をしていることとなります。
愛猫に長生きしてもらうためにも、他人の評価を鵜呑みにせず、販売企業をよく調べてから購入するようにしましょう。
なお、今回ご紹介したフードは、全ての企業が創業から約100年の実績を持ち、自社研究機関で栄養学に基づいた開発を行っています。ご参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。
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