猫や犬の避妊(去勢)手術の手段として近年注目されている腹腔鏡手術シリーズ。
今回はわが家の愛猫ミュウちゃんの体験談【手術当日・抜糸編】を綴ります。
腹腔鏡手術とは、特殊な器具やカメラを用いて行う手術で、傷口が小さいことが最大の特徴です。
前回記事(病院選び・術前検査編)未読の方は、まずは以下リンクをご覧ください!
また、腹腔鏡手術の詳細については、以下リンクをどうぞ。
手術日までの準備
生後6ヶ月を迎える時期に、腹腔鏡による避妊手術を受けることになったミュウちゃん。
手術日までに準備したことは2つ。
まずは、ミュウちゃんの体調管理です。
術前検査の際に、先生から「手術が終わるまで体に負担のかかることは控えましょう」との注意が。
まだ肌寒い時期だったので、部屋の温度管理など気を遣って、ミュウちゃんが風邪を引かないように徹底していました。
次に、手術後数日間に有給休暇やテレワークを設定。
万が一、手術後にミュウちゃんの体調が急変した場合に備え、手術後3日間はまる子か夫どちらかが常に家にいられるように仕事を調整しました。
避妊手術当日のスケジュール
いよいよ手術当日です!
術前検査と同様、前日の深夜0時から絶食のミュウちゃん。
朝10時過ぎに病院へミュウちゃんをお預けします。
手術はお昼前後に行いますが、病院で数時間体調等の確認をしてくれるため、お迎えは17時頃を指定されました。
家から1時間ほどかかる病院のため、まる子と夫は病院近くのスパで時間を潰すことに。
ミュウちゃんが心配であまりリラックスできませんでした…
避妊手術後のご対面
そしてやってきた17時。
病院の待合室でそわそわしながら順番を待つアラサー夫婦。
先生「診察室にどうぞ~!」
おそるおそる診察室に入ると、なんだか困った顔をした先生が。
先生「手術は成功しました。でも…」
え?!何?!何か問題発生か???
何故か言い淀む先生の様子に慌てるまる子&夫。
先生「すごく怒るんですよ…嫌われちゃったのかな…癇癪(かんしゃく)持ちというべきか…」
悲しそうな理由はそれかい!(笑)
ミュウちゃんの体に問題があるのかと無駄に焦ったまる子と夫でした。
その後、先生がミュウちゃんを抱っこして連れてきてくれましたが、びっくりするほど元気。
先生の手を振り切り、診察室を走り回ります。
いつもと全く変わらない(むしろ元気?)様子に一安心です。
ただし、先生が触るといちいち威嚇するミュウちゃん。
先生「あまり怒りんぼにならないでほしいな…」
手術後の注意点
ミュウちゃんをキャリーに入れた後、先生が手術後の説明をしてくれました。
ご飯や運動など、制約が多いのかな?と予想していたまる子。
しかし、注意点は1日に2回お薬(抗生物質)を飲ませることのみ。
ご飯は当日からいつも通りOK。
運動(遊び)についても特に何も言われませんでした。
エリザベスカラーや術後服は必要ですよね?と先生に確認すると、
先生「いらないと思いますよ。
傷口が小さいから、ミュウちゃんもあまり気にしないと思います。」
先生「お薬もあまり嫌がるようなら無理しなくて大丈夫ですよ」
注意点というほどの注意点もなく、少し拍子抜けするまる子と夫。
改めて腹腔鏡手術のすごさを思い知りました。
家に帰ってからの様子
そんなこんなで家に帰宅したのは18時半頃。
ほとんど丸一日何も食べていなかったため、まずはカリカリに一直線のミュウちゃん。
いつもより凄い勢いで食べ進みます。
ご飯を食べ終わった後は、おもちゃをじっと見つめて遊んで欲しいアピール。
でも、手術当日はさすがに遊ぶのは…と考えて見て見ぬふりをするまる子と夫。
すると遊んでもらうのを諦め、一人遊びを始めるミュウちゃんでした。。
元気だな…
手術のためにお腹の毛を剃ったので、違和感を感じている様子のミュウちゃん。
お腹のあたりをぺろぺろ。
傷口をあまり激しく舐めるようなら止めさせないと!と身構えていたのですが、傷口付近を舐めたのは2~3回のみ。
その後、あまり気にしている様子もなかったので、このまま様子を見ることにしました。
手術後の傷口の様子をYouTubeで公開しています。
気になる方はご覧ください。
あっという間の1週間と抜糸
手術後、仕事を調整してミュウちゃんを見守っていたまる子と夫。
有り難いことに、ミュウちゃんの体調が急変することもなく順調に毎日が過ぎました。
手術から1週間後、抜糸のため再び病院へ。
抜糸にかかった時間はほんの10秒ほどでした。
先生「OK!傷口もすごくきれいに塞がっています。もうお風呂も大丈夫ですよ。」
シャー!!!(威嚇)
先生「・・・(T_T)」
最後まで恩知らずな態度を取るミュウちゃんでした。
めちゃくちゃ敏腕の先生、本当にありがとうございました!!!
腹腔鏡避妊手術にかかった費用まとめ
トータルでミュウちゃんの避妊手術にかかった費用は、
約10万円でした。
内訳(概算)は
・検査費用¥15,000
・手術費用(麻酔等含む)¥83,000
・お薬¥2,000
一般的な開腹の避妊手術と比較すると、2倍近く費用がかかります。
正直わが家も財政危機です(泣)
しかし、信頼できる病院に出会えたこと、そして何より術後のミュウちゃんの元気な様子を見て、腹腔鏡手術を受けて本当に良かった!!!と心から思います。
この記事を読んで、腹腔鏡手術に興味を持っていただけたら幸いです。
以上、猫の避妊手術レポでした。
それでは今日はこの辺で。
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